レッツ原価管理GO!を購入して、導入しようとすると、インストールは出来ても
どのような流れで入力したり、何を先にすればいいのかわからない・・・といった疑問にぶち当たることがあります。
通常の会計ソフトなら、すぐに導入できたのに・・・と感じられることも多いと思います。
これは、経理の仕組みや、書類の流れをしっかり作っておく環境作りが大きく影響しているからです。
レッツ原価管理GO!の製品自体は、とてもシンプルで使い勝手のいいソフトです。
しかし、このソフトに入力するまでの書類や勘定科目の残高等をしっかり整理しておかないと、予想以上に導入に手こずると思います。
そんなときの為に、当社のこれまでの導入経験で注意すべき事項を下記にまとめました。
この役立ち情報で、みな様の導入時の作業の障害が大幅に軽減でき、お役にたてればと思います。
レッツ原価管理Go! 導入時によくある質問集
質問のリンクをクリックすると、詳細が表示されます。
「レッツ原価管理Go!」の導入を考えているのですが、導入に適した時期などはありますか?
- 入時に得意先や仕入先の情報、仕掛中の工事などCSV形式などでインポートできますか?
- エラーメッセージが表示されデータがインポートできません。
- 公式で配布されているインポート用のテンプレートは全ての項目を埋める必要がありますか?
- インポートデータの作り方「科目」
- インポートデータの作り方「部門」
- インポートデータの作り方「工種」
- インポートデータの作り方「得意先」
- インポートデータの作り方「仕入先」
- インポートデータの作り方「担当」
- インポートデータの作り方「商品」
- インポートデータの作り方「工事分類」
- インポートデータの作り方「従業員」
- インポートデータの作り方「作業種類」
- インポートデータの作り方「工事登録」
- インポートデータの作り方「仕入伝票」
- インポートデータの作り方「支払伝票」
- インポートデータの作り方「売上伝票」
- インポートデータの作り方「入金伝票」
- 各コードは任意で好きに決めて良いのですか?
- 営業所ごとや担当者ごとに工事コードを管理したい時はどうすればよいですか?
- 訪問指導ではどのような事をするのですか?
- 訪問指導をお願いしたいのですが、経理に不慣れ(パソコンに不慣れ)で4回の訪問で理解できるか不安です
「レッツ原価管理Go!」の導入を考えているのですが、導入に適した時期などはありますか?
導入は期中からでも可能ですが、区切りのいい新しい会計期間から本格運用を開始できるよう導入をされるお客様が多いです。
期中で導入し、準備を進めて行き、本決算で売掛金・買掛金・工事原価等残高を本決算で合わせて、新事業年度から運用されています。
このソフトは会計ソフトのような会計期間という概念はありませんので、本決算に合わせることが、重要なわけではありません。
本決算は税務申告書の作成も必要で月次決算より金額の確定が遅いので、むしろ、期の途中の月次決算の残高に合わせることがスムーズな滑り出しができるともますし、お客様の事情によりケースバイケースで対応しております。
導入時期について詳しくは当社までお問い合わせください。
入時に得意先や仕入先の情報、仕掛中の工事などCSV形式などでインポートできますか?
インポート可能です。読み込み可能な帳票は下記のものです。
スムーズなインポートのために、公式サイトのテンプレートをお使いになる事をお勧めします。
レッツ原価管理Go!
TEXT読み込み形式Excelテンプレートのダウンロード
エラーメッセージが表示されデータがインポートできません。
データに一カ所でも問題がある場合、エラーとなり全件読み込めません。
エラー時にはエラーログが作成されますので、保存後エクセル等で開いて下さい。
エラー箇所には「*」が表示されていますので、問題の項目を修正後、再度読み込みをお願いします。
エラーの理由が見つからないと、繰り返し試行錯誤することになり、気の長い作業が続きます。
その場合、一括でインポートせずに、通常のマスター入力画面でひとつひとつ入力する方が早い場合もあります。ま
たは、レッツと保守契約をされていれば、問い合わせながら進めることもできます。
公式で配布されているインポート用のテンプレートは全ての項目を埋める必要がありますか?
いいえ、必須項目(コード等)を除き、空白でも読み込み可能です。
(必須項目は公式テンプレートをご参照下さい)
また、空白部分は各項目の初期値が自動的に入るようになっています。
また、得意先、仕入先のフリガナはなるべく入力しましょう。
検索の時に役立ちます。フリガナは半角カタカナで統一しましょう。
インポートデータの作り方「科目」
各伝票などで用いる科目を設定します。一般的な科目はあらかじめ登録してありますが、変更や追加が可能です。
追加したい科目がある場合は、科目の分類を指定し、原価の場合はさらに原価の分類も指定します。
インポートデータの作り方「部門」
インポートデータの作り方「工種」
インポートデータの作り方「得意先」
得意先、発注元など請求先(入金元)に関する情報を登録します。
得意先コードは任意のコードを設定します。
開始残高は「その他」(工事)に集計されますので、この残高に対する入金は「その他」(工事)で入力する事になります。
★得意先マスターは、会社の外へ発行する請求書に表示されます。そのため、会社名は正式名称で、必要に応じて支店名・部門名・部署名を付け加えてください。
また、住所は郵便で届けられるように正確に記載する必要があります。
インポートデータの作り方「仕入先」
仕入業者、外注先など仕入先(支払先)の関する情報を登録します。
仕入先コードは任意のコードを設定します、
開始残高は「その他」(工事)に集計されますので、この残高に対する支払は「その他」(工事)で入力する事になります。
★仕入先マスターは社外へ提出する資料に表示されませんので、得意先マスターほど、会社名を正式名称で登録する必要性は小さくなります。
★大きな仕入先で複数の部署から請求される場合、請求先ごとに仕入れマスターを登録されても問題ありません
インポートデーデータを使って大量のマスターデータを一括登録をすることもできますが、それほど多くないマスターデータでしたら、インポートデータを使わずに、ひとつひとつデータを通常のマスター入力画面で登録する方法をオススメします。確実に登録でき、インポート時のエラーの処理に悩まされることがありません。
インポートデータの作り方「担当」
業績等を担当別に集計したい場合に設定します。
社員名を登録するのですが、
応用方法として、一人の社員名を、名前を少し変えて、複数登録することもできます。
お客様の管理方法により検討していただいております。
インポートデータの作り方「商品」
インポートデータの作り方「工事分類」
自社で取り扱う業務の大分類を登録します。分類は三種類登録可能です。
工事の種類、建設工事・物品販売、などはこの項目で登録します。
このほか、工事種類というマスターもありますが、
管理用として大分類で集計する場合は、こちらの工事分類で監理されることを大ススメしています。
インポートデータの作り方「従業員」
直接工事に関わる自社の従業員の出面管理を行う場合は登録します。
勤怠項目ごとに時間単価もしくは日単価を登録します。
単に勤務時間だけの集計をとりたい場合などは金額を登録しないで使用します。
また、自社の重機を登録して稼働管理に利用する事も可能です。その場合は原価分類を「諸経費」にします。
外注の大工さん等は原価分類を「外注費」にして登録します。
インポートデータの作り方「作業種類」
インポートデータの作り方「工事登録」
現在仕掛中の工事を登録します。
また、完成工事でも支払や入金の残高のある工事を管理したい場合は、その工事も登録します。
完成工事の場合は「進捗完成」の項目で「1」を入力します。
契約内容は、項目の「契約日1」「請負金額税抜1」「請負金額消費税1」に当初の契約内容を入れ、
変更があった場合にのみ「契約日2」「請負金額税抜2」「請負金額消費税2」以降を入力します。
請負金額の減額はマイナス金額を入力します。
また、請負金額の税抜金額、消費税は自動計算する計算式等を入れず、手入力で入力して下さい。(税端数のズレを防ぎます)
インポートデータの作り方「仕入伝票」
材料費、外注費、諸経費などの原価を登録します
導入時は、「工事登録」で登録した工事に対し、既に発生している原価累計額について入力します。
その場合、仕入日は導入設定開始日の前日 となります。
(例)運用開始日=3/1の場合
仕入日・・・2/28
仕入先・・・諸口(仕入先コード・・・SYOKUCHI)
※導入前の原価については、原価分類(材料費・外注費・諸経費等・・・)を厳密に指定せず、材料費一本にまとめても良いです。
インポートデータの作り方「支払伝票」
導入時「工事登録」で登録した工事の原価支払残高を管理したい場合は入力します。
「仕入伝票」で登録した原価について既に支払済みのものを入力します。
その場合、支払日は導入設定開始日の前日となります。また、仕入先 は諸口(仕入先コード・・・SYOKUCHI)となります。
(例)運用開始日=3/1の場合
支払日・・・2/28
仕入先・・・諸口(仕入先コード・・・SYOKUCHI)
支払伝票で入力した原価科目は工事の原価に集計されませんので、必ず原価は仕入伝票に入力します)
インポートデータの作り方「売上伝票」
売上を登録します。
導入時は「工事登録」で登録した工事に対し、既に発生している売上について入力します。
その場合、売上日は導入設定開始日の前日となります。
(例)運用開始日=3/1の場合
売上日・・・2/28
得意先・・・諸口(得意先コード・・・SYOKUCHI)
インポートデータの作り方「入金伝票」
得意先からの入金を入力します。
導入時は「工事登録」で登録した工事の入金残高を管理したい場合は入力します。
「売上伝票」で登録した売上について既に入金済みのものを入力します。
その場合、入金日は導入設定開始日の前日となります。また、得意先 は諸口(得意先コード・・・SYOKUCHI)となります。
(例)運用開始日=3/1の場合
入金日・・・2/28
得意先・・・諸口(得意先コード・・・SYOKUCHI)
各コードは任意で好きに決めて良いのですか?
各コードは任意の文字や数字を使用できますが、弊社では運用に適したコード付け方をオススメしております。
■おすすめの得意先コード・仕入先コードの決め方
各得意先・仕入先の会社名の頭文字(「株式会社」等は除く)ごとに例のようにコードを付けると
一覧表などで見た時に会社名が50音順に並びます。
(例)
「あ」から始まる会社名・・・100~199で管理
「か」から始まる会社名・・・200~299で管理
「さ」から始まる会社名・・・300~399で管理
・・・等
■おすすめの工事コードの決め方
①先頭大文字アルファベット + ②任意の桁数の数字
例 A12345
で管理することをお勧めします。
先頭文字は決算期ごとに(受注日基準)管理できるように、翌期は、「B」翌々期は「C]など変更していくと、
一目でいつの期の工事か判断できます。
②の任意の桁数は御社の年間(決算期内)の受注工事件数に合わせましょう。
(※①の先頭アルファベットは「I(アイ)」や「O(オウ)」など数字と混同しやすいアルファベットは除外します。)
営業所ごとや担当者ごとに工事コードを管理したい時はどうすればよいですか?
工事コードで差別化するのではなく、「部門」や「担当」の入力画面を活用しましょう。
どうしても工事コードで差別化したい場合は「例」のようにします。
(例) 本店担当工事・・・A1000(1000~1999番で管理)
大阪営業所工事・・・A5000(5000~5999番で管理)
訪問指導ではどのような事をするのですか?
レッツ原価管理Go!の操作方法はもちろん、初期導入に欠かせないマスターのインポートや
各工事の残高の設定などお手伝いさせて頂いております。
また、技術的な面だけでなく、新しいシステムが御社にすぐに溶け込めるよう、人的な面からもサポートさせて頂いております。
詳しくはこちらをご覧ください。
訪問指導をお願いしたいのですが、経理に不慣れ(パソコンに不慣れ)で4回の訪問で理解できるか不安です
4回の訪問では、入力担当者様だけでなく、経理責任者の同席をお願いし、一緒に指導を受けていただく方がいいと思います。
当社ではレッツの操作方法の説明より、入力資料(紙資料)の準備に重点を置いています。
入力資料が整備されていないと、入力担当者が戸惑うことが多いためです。
(操作方法は保守契約内でレッツに無料電話問い合わせができます。)
入力資料を用意したり、書類の流れを調整するときに上席の責任者の権限が必要な場合があります。
このように、書類の準備んい時間がかかりそうな場合、4回コースではなく、8回コースの方をオススメします。
全8回の訪問では、お客様のペースに合わせ丁寧にご指導させて頂いています。
詳しくはお問合せ下さい。